ラーメンのジャンルでも独自の文化を培ってきた横浜家系ラーメン。
そんな横浜家系ラーメンのど真ん中を突き進み歴史を牽引してきたラーメンがここ環状2号線にある。
その名も環2家だ。
場所は横浜上永谷の環状2号沿いにある。
ここ環状2号は名だたるラーメン屋が軒を連ねるラーメン激戦区だ。
そんな一角に堂々と店を構える環2家。
訪れる多くの家系ラーメン好きを唸らせ胃袋を満たしてきた。
いつも平日の横浜釣行のナイトゲームに行く腹ごしらえに立ち寄るのがお決まりのルーティン。
夕方17時の夜ご飯には早すぎる飲食店では一般的にアイドルタイムと呼ばれる仕込み時間にお邪魔するのだが、他のお客さんがいなかったことがないほどの実力店だ。
立地はお世辞にもいいとは言えず一番の最寄駅は横浜市営地下鉄「上永谷」から徒歩15分。
近くのライバル店もさすがに閑古鳥がないているなか、ここ環2家だけはお客さんが入っているのです。
知る人は知ってる、というより環2家の味に魅了されリピートしてるんだろうなという先客が入れ替わり立ち代り入っていくなか入店です。
券売機でチャーシュー麺、味玉、ライスを購入しお好みは「薄め、かため」がマイデフォです。
環2家のスープは結構塩っ気が効いていて普段濃口が好きですが薄めで丁度いいです。
周りをみているとやはりほとんどの常連さんも「薄め」でオーダーしてました。
ほどなくして着丼!
このビジュアル!!
まさに家系の王道です。
それもそのはず。
いまはオーナーもかわり直系ではないものの横浜家系総本山「吉村家」の暖簾分けをしたお店なのです。
直系は外れたものの、その伝統は惜しげもなく継承されていて卓上の調味料やきざみしょうがなんかはまさに本家そのまま。
まずはスープを一口。
家系独特のとんこつ醤油の香りが口一杯に広がります。
麺も直系のみ使うことが許されている酒井製麺のもちもち麺が濃厚なスープによく絡まります。
ほうれん草、海苔、チャーシュートッピングが家系王道のデフォルトです。
ここの燻製が利いたチャーシューが格別でいつもチャーシュー麺を頼んでしまいます。
なんともいえない燻製チップの香りが両頬をおとします。(*´ω`*)
家系ではライスが鉄板で濃いめのスープに海苔を浸してライスを巻いたり、トッピングの少し塩気が効いた味玉をまぶしたりしてもう止まりません。
日本人に生まれてよかった!!
気づけば麺も少なくなり終盤戦。
ここで直系直伝のラーメン酢をひとまわりスープに投入します。
見事なまでの味変が完了しスープを飲む手が止まりません。
一気に加速し丼に両手をかけ天を仰いでいました。
はい。完飲です。
このラーメン酢が不思議ではじめはラーメンに酢!?
なんて考えられなかったですが試しに入れてみたらビックリ!!
また違った味わいに変化し一度で2つの味を楽しめます。
これを入れてから毎回丼の底が見えるようになりました。
完食・完飲してしまうんです。
スープを飲む手が止められなくなるんです。
まさに隠し調味料。
そんなこんなで無我夢中で食した環2家ラーメンもあっという間でした。
また今回も闘魂注入されました。
みなさんも本物の家系ラーメンを食べに訪れたらいかがですか。