これぞ家系ラーメンの教科書 新杉田にある家系ラーメン 杉田家 

これぞ家系ラーメンの教科書新杉田にある家系ラーメン

杉田家!!

ということで行ってきましたー。

ここは泣く子も黙る家系ラーメン総本山『吉村家』の直系暖簾分け一号店。

その伝統を継承しています。

『吉村家』創業の地、かつて新杉田で営業していた際に『吉村家』の道を挟んだ向かい側に店舗を構え、『吉村屋』がいまの横浜駅そばに移転すると同時に開店したお店。

筋金入りの『吉村家』の一番弟子が、許された直系の継承店です。

ルーツを知りたい方はこちら↓

 

直系の伝承はいたるところに垣間見れます。

まずは並び方。

店内の食券を購入してから外の列に並びます。

 

平日のお昼時間ピークを過ぎた14時にも関わらずこの行列。

さすがです。

しかも『営業時間5:00〜翌1:00』かつてこの地にあった『吉村家』と同じくストイックに営業します。

 

シンプルにラーメンとライスを購入しました。

 

店内総入れ替え制で全員が食べ終わってお客さんが全員店を出たら新規を入れるという方法です。

 

まさに直系スタイル。

なので長蛇の列も、2回転くらいで店内に案内されました。

それでも20分くらいは待ちましたけど。

さすがに混む時間は避けて訪問したにも関わらず平日のこの時間に衝撃でした。

外で待っている間に店員さんが食券の確認と好みを聞きにきます。

一度に店内に入れる15名ほど全員のオーダーを暗記します。

すげー!!!

 

店内に入ったら店員さんが先ほど聞いてまわったオーダーと好みを

一度に厨房に流します。

「固め・固め・普通・多め・濃いめ・・・」

呪文のようです。

しかもあんな一瞬で一斉に客の注文を全て

覚えるのもすごいし、厨房で聞く方もよく覚えられるなーと関心するばかり。

だてに厳しい修行をやり抜いて直系から独立したお店ではありません。

『吉村屋』のイズムが入ってます。

 

店員さんは全員お決まりの白の作業服。

こちらも本家の継承スタイルです。

厨房では一斉に丼を並べ準備に取り掛かります。

ここで見るのは麺上げの平ザルです。

これも直系のこだわりです。

家系とはいえテボを使うお店が多い中

(↓ラーメン屋さんでよくみるテボ)

 

直系は安定の平ザルです。

出典:AMAZON

 

一度にたくさんの麺を一斉に茹で平ザルで一人前ずつ麺上げしていくあのスタイルは、まさに熟練技です。

 

麺は直系のみ使用が許されている「酒井製麺」。

もっちりした太麺がまさに家系の証象徴ともいえる麺です。

 

ほどなくして着丼です。

はい。

美しい。

のり、ほうれん草、チャーシューと教科書通りの家系ラーメンですね。

このビジュアルたまりません。

まさに家系の原点にたちかえったようなそんな気分にさせてくれます。

大判の海苔にほうれん草、直系特有の燻製チャーシューは大ぶりで食べ応えあります。

ここ杉田家のチャーシューは燻製が控えめな感じです。

ある意味クセがなく食べやすいです。

卓上の調味料も本家のラインナップ見事にスープをパワーアップさえてくれる『行者にんにく』。

スープにパンチを利かせてくれます。

ライスと相性抜群で口の中をさっぱりさせてくれる刻みしょうが。

スープの味変担当『ラーメン酢』。

本家で見慣れたラインナップです。

こういった細かい所も忠実に継承していて嬉しいかぎりです。

 

ライス(150円)は同料金で白飯かチャーシューの切れ端を使った『まぶし』を選択可能。

そりゃ頼むでしょ!

『ま・ぶ・し』

どんだけサービス精神が豊富なの。

嬉しい限りです(^ ^)

ほんと数ある家系ラーメンを食べてきましたが、忘れていた家系の原点

まさに教科書のような家系ラーメン。

これを家系と言わず何を家系と呼ぶ!?

という味です。

スープ・麺・ほうれん草・のり・チャーシューどれをとっても王道の味。

それぞれのバランスが相まって均一な絶妙な味を完成させています。

クセがない。

全てが計算され尽くした味が一つのどんぶりで完成されています。

ほんとにクセがない食べやすい味なので、家系の原点を知る上では外せないお店です。

ここの味を基準に自分好みの家系を開拓していくのも楽しいと思います。

ガツンとパンチの利いた濃ゆい家系ラーメンや↓

横浜家系ラーメン 環2家

独立系、他の直系店など、家系とひとくくりに出来ないほど多種多様な個性が家系ラーメンにはひしめいています。

それぞれの歴史やルーツを振り返りながら知っていくのも味に深みをますスパイスになります。

そんな家系ラーメンのルーツ。

家系ラーメンの家系図にはじめて線が結んだ『杉田家』にみなさんも訪れてみてはいかがでしょうか。

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